【連載】Live2dで版権キャラを動かす【その1】 メイキング 2018年03月05日 ゲームしながら あー。このキャラ動いたらいいのに。 て思ったことはないですか? 私はあります。 静止画で既に魅力のあるキャラが動いてるだけで 「あ、ガチャ引こう」ってなります。 ……というわけで Live2dでキャラクターモーションをつくろう!! 何回かに分けて ゲームなどの立ち絵に使われそうなモーションを作成していきます。 ・Live2dの基本操作や作業内容がわかる方 ・作品の作成経験はまだあまりない を対象に書いていきます。 私もこれから勉強する身なので、初心者の方の参考になれば幸いです。 記事の中で至らないところもあると思いますが、温かい目で見守ってやってくださいませ。 ご指摘もどぞー(+_+)/ 今回作成したキャラクターはこちら。 チュウニズムという音ゲーのキャラです。 個人的にいろいろ好めるキャラなので作りました(*'▽') ---------(進め方)---------- Live2dの作業工程は大きく分けて三つあります。 (1)PSDの作成 …イラストのパーツを分けたり、隙間などを補完する (2)モデリング …パーツを動かせるようにポリゴンを入れていく (3)アニメーション …モデリングした一枚絵にモーションをつける ここで、私が実際にさわってみて思ったことは、 初心者は、イラストから描くな、PSDから作るな。 PSDの作成がもっとも手間がかかり、なおかつLive2Dの重要な要素とあまり関係ない作業。 (※パーツ分け等は重要な要素ではあるけど、(2)工程の「デフォーマ」※1や「パラメータ設定」※2やポリゴン調整※3の方が遥かに大事) まったくの初心者は、公式のサンプルモデル画像を落としてきて、(2)のモデリングから始めることをおすすめします。 「その1」と書いてるだけあって、PSDの作成は以降も続くので、 Live2d興味あるけどめんどくさい人は飛ばしていいです。 今回は既存のキャラを使うので、 画像をググって、動かしたいキャラを探しましょう。 なるべく解像度が高い方が細かいところもいじりやすくておすすめ。 もちろん、 自分で絵も描く場合は(1)の前に (0)イラストを描く。 …動かす用のイラストを描く。 ※(1)も一緒にやってしまってok が加わります。 ※1「デフォーマ」…イラストに設定したポリゴンをまとめて動かすLive2dならではの機能。 主に「ワープ(曲げるorひねる動き)」と「回転(パーツ回転)」がある ※2「パラメータ設定」…「体を左にむける」「首をかしげる」「腕を上げる」等、デフォーマやパーツを直接動かして動きを定義する。 工程(3)でこれをもとにアニメーションをする。 ※3「ポリゴン調整」…そのまんま。パラメータ付けの過程で変になったポリゴンを補間したりなど。 ---------(基本の作成方法を知りたい人へ)---------- すわ! Live2dやってやるぜ!! と、意気込んでみても、 3dのモデルと同じように、いきなり人間(8頭身)はハードルが高いかもしれません。 そこでこのチュートリアル。 hatyati.jp/live2d-cubism3-tutorial/ 「しょぼん」という(´・ω・`)←の顔文字のキャラを動かして工程(2)を行うのですが、 シンプルながら、操作方法、デフォーマ設定、パラメータ設定、の基本がほぼ解説されていてわかりやすかったです。 このチュートリアルを理解すると、二頭身くらいのキャラは作れるようになると思います。 ---------(工程(1)にうつる準備)---------- それでは、解説にもどって、 まずは立ち絵を動かしていく準備をします。 最終的な動きを考えながら どこを切り分けるかを考えます。 いわばイラストでいうラフスケッチみたいなものです。 慣れてる方は飛ばしてもらってok 切り分けをイメージ出来たら工程(1)、「PSDの作成」に移ります。 ---------(キャラのパーツをきりわける)---------- 先ほどのイメージをもとに 原画からパーツを「多角形選択」などの選択ツールで切り分けていきます。 原画を透過し、分けた部分を確認しながら行うとやりやすいです。 ↑お好みで、部品なども動かすように分けていきます。 ひらひらがある部分は、動かしたとき、 目立ちやすく、見栄えもいい(と思う)です。 わかりやすく「レイヤーセット」としてまとめてしまいます。 このままでも動かせるには動かせるのですが、 本当に「分けただけ」なので以降、作業していきます。 次回は、「頭」部分、目や口、髪の毛など、こまかいところをやっていきます。 PR